2020/01/27


一括請負プロジェクトの成功確率は顧客感度で30%と言われていた事があります。
現在は色々なものが標準化されているのでもう少し上がっている様です。
失敗は納期(遅延)、品質(低い)、費用(超過)、機能(漏れ)の各面が理由となりえます。
プロジェクトの規模にもよりますが、要件のくみ上げ不足で仕様漏れ発生、
山を積みなおして納期遅延、が割と親しみ深いパターンです。

以外に大規模プロジェクトでも珍しくないです。
企画・構想、要件定義、基本設計、詳細設計、各種テストで完成とした場合、
算定者は何にせよ超過が怖いので利益率とは別に25%とかのバッファを色んな所に積みます。
うっかりしていた仕様は次期フェースや保守開発に押し込みます。

結果、なんとか納期にも間に合い、テストにも合格となればプロジェクト成功といって良いのでしょうが、
顧客上層からは費用に照らして可もなく不可もなくといった評価になりがちです。
過度な(と思われる)期待は企画・構想段階でなんとかすべきでしょう。
纏めて一挙に、ではなく期待の最小単位で刻み続ける事が色々安全なのかなあ、という個人的感覚です。
この考え方は大手のみでなく中小零細でのIT投資にも適用可能じゃないでしょうか。