2019/12/10


早いものでブログを最後に更新してからもう3日たつのですね。
私生活の事や仕事上の詳細はここには書かないですし、そうそうネタはありませんが
直近運用に触れたのでITIL(アイティル、後のISO/IEC20000)の事でも書きます。
V3はイントロ、サービスストラテジ、サービスデザイン、サービストランジション、サービスオペレーション、継続的サービス改善
を含んだ書籍群です。解説する本はたくさんあるのでここでは当然触れず、成立の背景らしきものを書いてみます。
サッチャー政権が始まった頃、行き過ぎた社会保障とストライキ等で英国病が深刻化し、基幹産業の凋落は目を覆うばかりでした。
このころ、BL(ブリティッシュ・レイランド)という企業がありました(たしか)。政府の不適切な投資と強い組合でろくな車を作れなかった会社です。
おかしなことにBLのバッジを稀に見かけたら、私はITILを思い出していました。

ITILを見ると、”サービス”というものに非常に先鋭的に向き合っていると感じます。
ITILは便宜上顧客と設定した上司やユーザを見ろ、と言います。
これは、補助金をくれる政府や賃上げを約束してくれる組合を見るな、と言っているように思えます。
上司があてがってくれる筈のお金や時間で何とかしろ、あるものを有効に使え、と言っているようにも思えます。
変更管理だの構成管理だのという詰めれば精度が上がる事は単にITILを手順書扱いしてるだけです。
個別適用可能なITILなのであれば、蝕む病理の事を明確に知った方が対処法を適切に選択できると思いますがね。

※「第四の核」も確かこの辺でした。つまり、そういうことなんです
※私は反組合思想はもっておりません