喜多川歌麿の「深川の雪」、11億円で落札 国内に唯一残る3部作(朝日新聞、2025年)。
国内で粗末に扱われるくらいならアメリカ人や香港人に大事にしてもらったほうがずっといいのではないか。
文物を粗末に扱ったり大事に扱ったり。タイミングや周期があるのか。
まず明治維新、これはわかりやすい。欧米化。
次は敗戦。これもわかりやすい。価値観の転換。
次は高度成長。経済成長。納得できる。
経済的な値打ちがないと思えば捨てる。売れるなら売る。それだけなのか。
和辻哲郎だったか、この辺のこと書いてた様な書いてなかったような。モンスーンとか流転とか。
今後、遺品整理の機会も増えるだろうし、時代単位の共同体内での価値観の、次世代への継承もなかったらUsed in Japan、ということで海外へ。アメリカのGEとかNCRと同じく。
継承と再発見って再発見のほうが掛かる確率高い、という結論。