文豪ら愛した「山の上ホテル」を明治大が取得 伝統ある外観は維持へ(朝日新聞、2024年)。
クラシックホテルとして有名、穴場のホテルという印象。
休館だが天ぷらは食えるそうです。
天ぷら油には寝かせたゴマ油が通常ですがここにカヤ油を混ぜるといい具合になると何かで読んだ記憶があります。
山の上ブレンド油ってのもあっていいのかもしれません。オイルは秘伝。なんにせよ。
めっきり寒くなったせいか微熱。久しぶりに医者に掛かって検査。コロナ陰性、インフル陰性、舞妓陰性で急性気管支炎とのこと。
抗生物質多めに貰ってこの日は就寝。用意のいい医者で良かった。抗生物質の備蓄ぬかりなし。
寒いのは平気と思っていたが体力落ちてるのか過労なのか過煙か全部か。
季節なんで蓑虫で創作(AIを使い)。
蓑虫と風の小さな約束
ある秋の日、林の中に一匹の蓑虫がぶら下がっていました。小さな枝に身を委ね、風に揺られてまどろんでいます。蓑虫は自分の蓑(みの)が自慢でした。
色とりどりの枯葉を集めて丁寧に張り付けたその蓑は、まるで秋そのもののように美しいものでした。
しかし、一日中同じ枝で揺れている蓑虫を見て、通りがかった風が言いました。
「おい、蓑虫さん。君はそんなに立派な蓑を作ったのに、ずっとそこにいるだけなんてつまらないと思わないのかい?」
蓑虫はゆっくりと体を揺らして答えました。
「私はこの蓑が壊れないように、そして安全にいられるようにここでじっとしているのです。風さんのように自由に動き回るなんて、危険すぎますよ。」
風はくすっと笑いました。「でもね、蓑虫さん。その素敵な蓑を自慢したくはないのかい?もっと遠くの景色を見たいと思わない?」
「……少しだけ興味はありますが、私には動く力も勇気もありません。それに、この蓑が風で飛ばされてしまうかもしれない。」
風はしばらく考えました。そして言います。「よし、じゃあこうしよう。私が少しだけ君を運んであげるよ。安全なところに戻してあげる約束もするから。」
蓑虫はしばらく迷いましたが、思い切って言いました。「それならお願いしてもいいですか?」
風はそっと蓑虫を持ち上げ、林の上空へと舞い上がりました。そこには広がる金色の稲穂や、赤や黄色に染まった木々が一面に広がっています。蓑虫は初めて見る壮大な景色に息を飲みました。
「こんな世界があったなんて……。私は自分の蓑だけが全てだと思っていました。」
風は微笑みながら蓑虫を元の枝に戻しました。「蓑虫さん、君の世界は君の蓑だけじゃない。たまには外の世界を見てみると、新しい発見があるかもしれないよ。」
その日から、蓑虫は時々枝を登り降りしながら、自分の小さな世界とその先に広がる大きな世界を楽しむようになったとさ。
おしまい。
寒い季節、すこし心がほっこりした気がします。
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