江戸川乱歩の妖しい世界、ミュージアムで体感 レトロな生家跡を整備(朝日新聞、2025年)。
記事中、医院じゃなくて醫院て書いてほしい、写真館じゃなくて寫眞館と書いてほしいのと同様、乱歩なら。
昭和レトロがいまだ人気。ここに乱歩の世界を入れ込むには。
土蔵、人形、侏儒、人体模型、鉗子・注射器・ペンチ、大きな椅子、綺麗な額縁、キラキラひかるガラス細工とか。
乱歩と今時のコンプラの関係性ってどうなんでしょう。
当時でも問題視されたようなので、いろいろ差しさわりがありそうな感じ。でも乱歩が好きと公言しても別段奇異に思われない。いまは。生臭さが抜けたというか認知されたというか。
当時の乱歩の受容って社会不安、閉塞感、モダニズム、新らしい娯楽への渇望とかがあったからでしょう、多分。
いまも符合する要素はありますから、また衣装替えして復権あってもいい感じです。
戦争の予感とかAIとか人口減少とかLGBT等の倒錯とか。いやに明るくあっけらかんとしていますけど。
対置すべきものへの怨念が必要なんでしょうか。それともべつのなにかなんでしょうか。