体操の宮田笙子、五輪事前合宿から離脱 ふさわしくない行為の可能性(2024年、朝日新聞)。
たかが喫煙、飲酒へのチクリを以てこの処分。
日本人の劣化だの道徳レベルや文化レベルの低下だの気持ち悪いとか思う人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
他者の誤りをいち早く指摘し怒りを共有することも現代の日本においては重要な娯楽。
税金でオリンピックに出ようかという人たちなのでこの娯楽の対象であっても不自然ではないでしょう。
指弾による自己満足感の共有によって日本というコミュニティ内のつながりが強化されて秩序が維持されるのです。
処分しつつ身を削った選手に感謝する。これが正しい日本人の態度でしょうね。
不正に揺れるトヨタ、会長「今の日本は頑張ろうという気になれない」(2024年、朝日新聞)。
ありがとうの声が聞こえないからだそうです。頑張って税金納めてるのにいろんな仕打ち。
日本という括りならトヨタより先に言われてしかるべき防衛省、国交省、農水省、厚労省、電気水道ガス会社、鉄道会社とか。
考えてみればありがとうって言いませんね。あって当たり前。
でもトヨタは外国に行ってしまう可能性がありますね。
行ってしまったら残念ですね。