2022/05/06


説明能力の話。
説明しろ。言ったことも言われたこともあります。単純な説明とは、次の4つを満たす”推論”です。
1.論理的に妥当な演繹である
2.説明項は1つ以上の一般法則を含んでおり、被説明項の導出に不可欠である
3.説明項は経験的に確認可能である
4.説明項の記述は真である

次に、説明になっていない説明の例を挙げますね。
A.誤解・曲解や恣意的な説明項の選定。強弁する際にも使います。(上の1.の間違い)
B.単なる事実の列挙、最後に被説明項をくっつける。(上の2.が欠落)
C.小さい妖精は出てこないし奇跡も起こらない。経験できない。(上の3.の間違い)
D.一般法則の解釈の間違いや詐欺・ペテンの類、ペテン師はまあ許容範囲ですか。(上の4.の間違い)

この中で最も腹立たしいのはBですな。PG等のエンジニアや半端な似非役人に多いパターンです。
ひどい時には事実間の因果が非常に怪しいものだったり身内でしか通用しないものだったりします。
説明。
これが統語的というかアルゴリズミックな内容に終始すると、そしてこれで十分な説明だと思われると実害があります。
一知半解の得々は何より腹が立つ。厚かましいし。
俺への状況説明と再提出の前に顔を洗って出直してこい、口には出さねーんだけどさ♪