2019/10/28

匿名化は措きます。今更ブロックチェーンについての大まかな説明も措きます。
要はブロックチェーンは医療情報と親和性が高いのではと思うのです。

新しい仕組みを構築する場合、効用、動因、誘因をまず見極めます。
地域における質の高い医療を実現する上で、医療情報の共有はなされねばならない事柄です。
国にとっての誘因はコスト削減、医療従事者にとっての誘因・動因は研究への活用面でした。
電子カルテ情報は患者のもの、と無条件に言い切ってしまえるとしたら、
ブロックチェーンはカルテ情報の利用料徴収という面で患者に誘因を与えるものです。
これは、製薬会社も医療機器会社も巻き込みうる誘因です。
包括医療でコスト削減の面はある程度成功しました。
診療単位から病院単位へ、病院単位から地域単位への流れは不可逆ではないでしょうか。

ただ、ご想像の通り現実には制約があります。
この話はまた後日。